自分より大切な存在
おなかの中に爆弾を仕掛けられた感じ・はれつして腰から下が砕け散った!!
仕掛けたのは神様で、散ってばらばらに壊れたのは、「自分が一番大切という勝手な思い」、自分より大切な存在に出会いました。
これは、お産をして退院していく母になったばかりの女性が、産後の「お産の感想は?」というアンケートに書き残していったものです。たくさんのさまざまの感想がありどれも率直で紛れもない母としての感想が書かれてありますが、中でもこんなにもわかりやすく母としての気持ちを詩人のように書き記したのも珍しく、私は許可もなく方々の生教育で紹介したり、こうして書いたりしています。(ごめんなさい)もちろん私が泣いてしまったのは言うまでもありません。
こんな感想を聞いたり、毎日赤ちゃんを取り上げ、命と向き合う仕事を続けてきて思うことは、「人はそこにいるだけで価値がある」ということです。
人が一人、人として生まれてくるために、なんと多くの困難を乗り越えなければならないことか・・・心から「そこにいることがすごいことなんだよ」と叫びたくなります。
「私は、生まれてから今まで一度もお母さんの子どもでよかったと思ったことはありませんでした。生教育で先生が一生懸命はなしてくれたのは心に響いたけど、自分の気持ちを変えることはできませんでした。」ある女子中学生の生教育講演後の感想です。こんな子どもたちの心を溶かしていくことは容易ではありません。ただただお母さんに愛してもらいたい子どもたちを救えるのは、お母さんです。そしてそのお母さんを後ろで支えるのがお父さんです。家庭でしかできない教育です。母になったときの感動はどのお母さんにもあったはずです。生きるために、愛されるために生まれてきた子どもたちをどうぞ力いっぱい愛してください
お母さんが、命がけで産んだ子どもたちですから。きっと報われる日がきますから。親子で喜び合える日がきますから。でもね、でもね、きついときはSOSよ